私は自分の生命を犠牲にしてでも真理を選びます。

    2010.10.03 Sunday
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    「ビルマ僧との対話集会」に参加した。

    ビルマでの一番大きな問題は、タンシェ率いる軍事独裁政権がやりたい放題しているという事実だ。2007年に僧侶たちが立ち上がり、大規模なデモ(サフラン革命)がおこなわれたが、それをタンシェは弾圧した。

    そのデモの時に先頭に立ち、「私たちはブッダの子どもです。その道をあけてください。」とメガホンで叫びながら行進をしていた、アシン・ターワラさんが来日した。アシン・ターワラさんはとても美しく澄んだ目をしていて、凛としたオーラを醸し出す人だった。彼は国家転覆の罪で指名手配をされたので、インドに亡命をして、現在国外から民主化運動を行っている。

    サフラン革命ではビルマ国民に一番尊敬されている僧侶たちに軍事政権は暴力をふるい、殺害までしたのだ。武装した警官たちに膝まづく僧侶に対して、殴る蹴るの暴行をおこなう映像もYOUTUBEに流れている。




    僧侶が警官に対して膝まづくという行為に対して、その集会に同席したジャーナリストの宇田有三さんが、アシン・ターワラさんにその意味を問うた。「警官を恐れて膝まづいたのではなく、僧侶がそこまでしなければならなくなったということを世に知らしめるためだ。」とアシン・ターワラさんが答えたが、通訳の方が感極まってか、途中泣き出されたのが、印象的だった。宇田さんは、「でも、その意味が世界にあまり伝わっていないのが、はがゆい思いをする。」とおっしゃっていた。

    サフラン革命の時、ジャーナリストの長井健司さんが殺害された場面もアシン・ターワラさんは目撃していたらしい。日本ではその当時、大きく報道はされたが、もともとビルマのことはあまり日本では報道されることはなく、現在もビルマに関する情報はあまり報道されているようには思えない。

    ビルマでは、今年の11月、20年ぶりに総選挙が行われるが、すでに軍事政権側が様々な操作をおこなっているらしい。ヤンゴンから移された新首都ネピドーでは、官庁などの建設が行われているが、その中で大統領官邸の執務室の内装に、タンシェの娘が口出しを行っていると、宇田さんは言う。選挙で選ばれるべき大統領の地位はすでにタンシェの手に入っているということだ。

    2008年に制定された憲法で、国会議員の25パーセントは軍部が占めると決められてしまい、その上、今回の選挙は軍部のものが制服を脱いで一般国民として選挙に出ようとしているため、おそらく軍部関係者は過半数を超えるだろうと推測されている。また、アウンサンスーチー率いるNLD(国民民主連盟)はすでに解党されていて、選挙ボイコットを訴えているNLD代表のアウンサンスーチーさんは、そのことで再び何らかの罪に問われ、軟禁を解かれるのも延期されるのではないかと宇田さんは言っている。

    そんなミャンマー軍事政権に日本は毎年8〜20億円近くの無償資金協力を行っている。累積では1800億円を超えている。我々の税金が軍事政権を援助しているということだ。

    アシン・ターワラさんは、非暴力を含むあらゆる手段を使って、民主化を図りたいと言っていた。

    「私は、我が身の命を顧みず歩むものであります。私は自分の人生を大事にしていますが、また真理も大事にしています。もしこの二つから選ばなければならないのならば、私は自分の生命を犠牲にしてでも真理を選びます。もし私たちの運動の為に血が流されなければならないのなら、私がその犠牲になるつもりです。」(当日配布された資料より)



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