憲法記念日のつどい

    2012.05.04 Friday
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    「九条の会おおさか」の憲法記念日のつどいに参加してきた。
    第2部講演の関西大学法科大学院教授の木下智史さんのお話を自分のメモ替わりとしてここに記録する。

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    日本国憲法は、1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行された。当時の内閣総理大臣の吉田茂は、当初8月11日に公布し、その半年後の紀元節の2月11日に施行するつもりだったが、審議が遅れたために間に合わなくなり、明治節の11月3日に合わせた。

    1952年までの日本は、連合軍の統治下であったので、憲法記念日は国をあげてのお祭りをしていたが、その年にサンフランシスコ講和条約が締結されてからは、一気に熱が冷めたように政府は何もしなくなった。しかし、日本国憲法は65年間変えられることなく続いてきた。これは国民の力である。

    憲法記念日にするべきことは、何故、日本国憲法ができたのかその歴史を考え、そして、その憲法のもとで、日本は今どのような状態であるのかを考えるべきだ。

    2000年に憲法調査会が各議院に設置され、そして2011年10月に憲法審査会が設置された現在は、第3次の改憲ブームに突入しようとしている。

    第1次は1952年から始まった。サンフランシスコ講和条約発効に伴う独立回復の機運が高まった当時は日本国憲法の支持率がとても低く、「天皇を元首に」「軍隊を持つ」などのついての声があがっていたが、次第に「九条を変えてはいけない」という声が大きくなってきた。

    第2次改憲ブームは90年代の、湾岸戦争がきっかけだった。国際貢献のために自衛隊を海外に派遣できるように9条だけを変えようという動きが大きくなった。それに合わせて、以前からの改憲派が9条以外も変えようとしたために、改憲派が分裂してしまい、また「九条の会」が全国規模で発足されたために、そのブームが終わってしまった。

    そしてこれから始まる第3次改憲ブーム。焦点の一つ目は、「緊急事態」。震災復興の遅れを憲法の所為にして、緊急事態という項目を掲げている。果たして復興の遅れは憲法の所為であるのか。

    二つ目は「一院制」。ねじれ国会の所為で、普天間問題、TPP、消費税などの重要案件が審議できないとしているが、果たしてそうであるのか。国民の支持を得られていないからではないか。

    三つ目は「首相公選制」。今の日本の首相は短期間で替わってばかりであるが、選挙で選べば、最低4年間しなければならなくなるという発想だ。しかし、任期途中で人気がなくなってもそのまま首相をやらせていいのだろうか。また、首相と国会の関係はどうなるのか。第1政党に所属していない首相になった場合、それで国会は運営できるのか。

    四つ目は「憲法改正手続きの緩和」。各議院の総議員の3分の2以上の賛成を、2分の1としたり、国民投票もなくそうとしている案さえある。権力を持っている者たちが、簡単に憲法を変えられないようにしている仕組みを破壊しようとしている。

    以上のように、改憲のポイントで「9条」をあまり全面的に出さないようにしているのが巧妙的である。改憲案はいろいろあるが、どんな憲法の下で暮らしたいのかを考えて、私たちは選ばなくてはならない。

    このような集会に参加するような私たちはマイノリティであるがゆえ、どうして憲法ができたのか、その憲法に照らしあわえて今の日本はどうであるのかを、自分の言葉でたくさんの人たちに伝えて、広めていかなくてなならない。


    コメント
    お久しぶりです。
    最近、更新が無くて心配していました。
    無理はせずに頑張ってくださいね。
    憲法九条は絶対に改正してはいけません。
    武力で平和などつくれませんから。。。
    • 〜鉄鋼主〜
    • 2012/05/04 9:46 PM
    • ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


    鉄鋼主さん、お久しぶりです。
    ご心配ありがとう。
    新しい職場はやはりなかなか大変で…(笑)
    夢のようなあの日はもう戻って来ないのだと諦めました。で、ぼちぼちやってます。
    昨日は、この集会のあと、ライブに行って感動してきた次第です。
    だから元気です。
    • 門哉彗遥
    • 2012/05/04 10:14 PM
    • ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


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